…汚いから、嫌い…? (ふらつく相手を見て驚く。何がいけなかったのだろうか。必死に頭を回して考えた末、きっと、自分の家も無いような自分は汚いのだろうと思った。其れは精神的にも、物理的にも。動揺する彼の部屋を見るに、かなりの潔癖症な可能性は捨てきれなかった。心は読めない。だから、何を考えているか分からない。分からないから疑問を持つ。ふらつく相手を見て、少し俯いた。悪い事を、してしまった気がした。)