つ、角…? (耐えていた擽ったさが、少し甘く感じたタイミング、聞かれた問に、曖昧にうん…、なんて答える。角と尾に興味を持っているのだろうか、触りたがる其の好奇心に、ふわりと心が少し浮く。特別感を感じる。全て見透かされた様に、心が丸見えな様に感じた其の表情。自分が何者かも忘れてしまいそうで、悪魔という生き物という意識が薄れてしまいそうで。そんな、自分でも分からなくなった感情を他所に、角に来る手を待った。)