…目に入ったらから。 (これも…強ち間違いではないのだ。目に入った。だから、声をかけたのだ。奇麗なそのシトリンの瞳に目を奪われた。それだけだ。誰かを選ぶのに、出会うのに、勘以外に何を信じる。直感以外に何を信じる。眼の前でメモを取ったり、質問したりスマホをいじる彼を見て、何故、と少し疑問を感じた。)