淫魔…、すみません、あまり聞いた事なくて (どこかで聞いたことあるような文字に考え込む。思い出せずに緩く横に首を振る。考え込んでいたせいか、ずっと相手の細い手首を掴んでいることに気付かずにいて。さっきまで綺麗と思っていた相手の顔をこんな近くに感じて、心拍数が跳ね上がる。生唾を1度飲んで「教えてくれますか?」の熱の篭った目で相手を見つめて)