匿名さん 2022-12-30 12:35:51 |
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…、やっぱ、怖いし気持ち悪い…?
(そう、少し苦笑いして角を触りながら問う。当たり前だから、仕方ないし、何も、辛くない。…つらくない、はずだ。いつもと同じ。何回も経験した。はず、なのに辛い。言葉を待つのが怖い。嫌になる。次を聞きたくない。どうして。そんなに執着してしまっている、というのか。ぐるぐると頭の中が渦巻く。思考が絡んで、唯、怖くなる。それに耐えられず、コップの三分の一になった紅茶を飲み干して、席を立った。"紅茶、美味しかった…、有難ね、"そう言って背を向けて歩き出す。目的地は扉の向こうだ。お礼も何も出来なかったな、とか、もっと話したかったな、とかそんな事が頭を過るのも気にしない。何故か滲み出そうな涙を堪えて、目的まで足音を立てた。
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