匿名さん 2022-12-30 12:35:51 |
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…気になるでしょ、これ。
(そう言って角を少し触る。そうしている自分の前に出された林檎の紅茶は、心配しなくても物凄く美味しかった。甘くて、でも、甘過ぎず。気づけば残りは、一口分になっていた。あの言葉も本音を伝えただけだが、媚びたというのも嘘じゃない言葉。唯彼にはお気に召さなかったのか、流されてしまった。普通の人は、此処で鼻を伸ばすのに、不思議だと思う。やっぱり、今までとは違った。そんな彼は、きっと、気になっているだろう。不思議で、あり得ないこの姿を、聞いていいのか迷っているのだと思った。だから。そう、少し岳震えた手を他所に、口から言葉を吐いた。
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