んー、何歳に見える? (そう、質問を質問で返す。いい名前、なんて心で反復しながら思う。少し誂うのは好きで、会話は苦手なのに矛盾しているな、なんて何処か冷静に自分を見つめる自分がいた。静まり、でもまだ何処か彼を特別に感じている心を秘めて、同じリズムで足を動かした。