日常の主役は我々だ！

　　　　　　　　　　　　　　>ゾム

まぁ、それはそうなんやけど…。
ちょ、見捨てんといて…！？な？俺らの仲やんかぁ。痛いのは嫌やねんて。
　…想像するだけでも寿命縮まったわ。
ハートマークが恐怖を倍増させてんねん…。

（泣き真似をしながら縋りつき
身震いするように体を縮こませ）

んー…そろそろ頃合いかなぁ。
彼奴のことやし、もう隠れとるやろ。
よし。“ゾム～、探しに行くで～！”
……それにしても、案外鈍いんやなぁ。
僕が真っ当勝負で、ゾムさんに勝てる訳ないやんか。
せやから…少しぐらいハンデ貰っても良いと思うんよ～。
…ゾム、気づいてへん…よ、な？

（クール持ちしていた煙草を垂直に押し付けて消したかと思えば、通常より微かに大きな声で合図をし。敷地内を歩く足は確実に真っ直ぐ進んでいて、探すという表現が似合わない様。背伸びした独り言を言っているが、最後にはやはり脅威への恐れが出ており。）