Evergreen 〆

>春

（　窓越しに、陽の光を浴びた桜の花弁が舞い上がっていた。──二年目の高校生活。昨年からの友人や新たにクラスメイトとなる生徒達と共に何処か落ち着かない雰囲気に包まれて午前の時間が過ぎ去り。幼馴染と屋上で昼食を済ませ、教室までの帰り道の廊下。よく馴染む声に名前を呼ばれ、ふと外の桜に目を奪われていたことに気が付く。『花見、今年はまだしてないもんな。今度行こうか』と提案する幼馴染に笑みを返し、朝よりも幾らか和らいだ空気が流れる教室に戻り。着席し、隣席の男子生徒と話が弾んだところで午後を告げるチャイムが教室に響き渡る。『皆揃ってるね。午後のHR、始めるよ。午前中にも予告した通り──』僅かに遅れて来た担任が、委員会決めについての前置きを挟む。一通り話し終え、がやがやと周囲が近隣の席と相談する明るい雰囲気の中、今年はどこに入ろうか、と様々な委員会名が記載された黒板を眺め。　）

　
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大変お待たせいたしました！ギリギリになってしまい申し訳御座いません。午前の回想→昼休み→午後のHRという流れになっておりますが、独白部分が大部分を占めていることもありお返事がし辛いなどあれば書き直しますのでご遠慮なくお申し付けください……！