名無しさん 2022-12-02 18:14:09 |
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... 何だよ、
( 本当にわんこみたいなやつ。だって駆け寄ってくる姿は大型犬そのものだ。今だって喜んでいるのが丸分かりな表情を浮かべちゃって。確かにお前は人懐こい子だし、これが他の子達だとしても普通に喜んだと思うけど、それだけじゃないでしょ?俺は知ってるんだから。なんせパズルのピースは揃ってきているからね。─... しめしめと考えを巡らせていると、不意に指先で髪を撫でられる。たったそれだけなのに、嗚呼もう。寝癖の事などいず知らず治っていた鼓動がまた軽くリズムを刻み出し、其れを何気なく無意識にやっているのが分かるから余計に気に食わない。いいかキム ミンギュ、俺から触れるのは勿論いいけど、お前から触れるの時は先に了承を取ってからにしろ、... なんて理不尽な心の声も今は頭の中だけで完結せざる負えない。幸いある程度なら表情に出さずにいられる性分故、悟られないように冷蔵庫の中身を見ているフリを決め込む。しかし自身の後ろから顔を出し一緒に冷蔵庫を覗く彼は何とも可愛らしく、そんな横暴な思考もふわふわと何処かへいってしまう程。自分もお腹が空いてるだろうに、親切な問いかけに胡座を掻き何を食べようか思案してみるものの、やはり弟が食べたい物が1番ではないかと自分の顎に手を添えて。「 ん~ ... ?お前が食べたいのでいいよ、ヒョンはいいから好きなのにしな 」作る訳でもないのに何処か世話を焼く様な柔らかい口調でそう答えるが、次の瞬間ぎゅるる ... と短く腹の虫が鳴ってしまい。かく言う自分も昨日の昨日の夕方頃から何も口にしておらず、今更になって空腹に気がつけば、腹の音を聞かれた事に関しては特に羞恥を感じでいない様子で“なはは”と単調に笑う。「 ... ねぇ、やっぱりみんぎゅが作った炒飯が食べたいなぁ 」冷蔵庫から物を取り出す動作を邪魔しないように、背後に立つ彼の胸板に背中を預けて寄りかかって。悔しいけど逞しい胸筋がパジャマ越しの背中からでも伝わってくる。それにときめきそうになってるのもヒョンとしてどうなんだって話だけど。... ぱっと顔を真上に反らす形で彼の顔を見上げ、やはり気が変わった事を少し甘えた声色で提案することに。... あ、鼻の先の小っちゃいホクロ、真下からでもよく見えるんだ。なんて思わず人差し指で鼻先につん、と触れて逆さまに見える彼に向かって無邪気に微笑みかける。「 ネ~、作ってくださぁい 」忽ちひらりと彼の胸元から抜け出し、軽く言い放ちながらもキッチンのコンロの前に立っては側で茶々でも入れようかと。 )
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