…うん。 ( 柔らかく低い声が頭上で響けば、その言葉に多幸感で指先にまで広がるようで瞳が少し潤み。そう短く返すので精一杯だったが応えるように抱き締める手に少し力を込めて。暫くして相手の腕が緩み解かれるが、今の自分の頬はきっと赤く、泣きそうな顔して可愛くないかもしれない。顔を見られる前に相手との間に手を突き出して表情を隠せば ) あの、えっと、ちょっと待って!