- 麗らかな - 〆

進兄さん。もしもーし。さっきはごめんね。仕事、終わった？

（ロイミュード事件が収束した後、特状課のメンバーは各々の分野で活躍を見せているようだ。その噂は小耳に挟むもののそれぞれが多忙な毎日を送っている為か、なかなか会うことは叶わなかった。
もちろん進兄さんも例に漏れず、状況報告を兼ねて文面で連絡を取り合うくらい。進兄さんへの想いはまだ…直接伝えられてなくて、胸に締まったままだ。
昨日、豊かな自然の風景を収めた一眼レフと共に、アメリカから帰ってきた俺は、進兄さん──真っ先に会いたかった相手に──連絡を入れたのだ。今朝はタイミングが悪かったようで受話器が取られることは無く、ちょっと寂しい思いをした。数時間後すっかり日も暮れて、再度かけ直そうかなとぼんやりと考えていた所、突然の着信音が耳をつんざく。急いで受話器マークのボタンを押し、少々浮かれ気味に挨拶を終えた後、思い切って「今から会いに行ってもいい？」と提案した。その時の本人はというと声を弾ませていて、電話越しでも分かる程に再会への喜びが滲み出ており）




（/いえいえ、ロルや場面の展開は大丈夫です。かっこいい進兄さんだ……ってなりました！この度は背後が体調を崩してしまい、返信がかなり遅れました。誠に申し訳ございません…）