預言者 2022-11-07 02:50:40 |
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【 眷属2 】
ウツギは意識的なのか無意識的なのか、形あるものに執着している節がある。そのため、思念の共有をあまり行わず、「手で触れられるもの」で情報の共有を行うことが多い。
【 眷属3 】
ウツギは頑なに眷属を生きていると言う。しかし、ウツギには生死を司る力などない。つまり型というのは──元々の生命から意志と感情を抜いたものである。それ故に眷属たちは、歴史を振り返ることができない。今後、神との交流の中でまた意志が芽生えるとしても、過去に思いを馳せることは二度と叶わない。
【 ウツギ 】
それぞれの神の思惑はともかく、ウツギ本体は人を救うことなんて欠片も考えていなかった。欲しいのはただ『存在』だけだった。
【 預言者? 】
ただの木であったウツギが形を持つのなら──その言葉を託されているものもまた、意志を持ったっておかしくない。こうやって『世界』や『ウツギ』を語っているが、本当にそれは正しいのだろうか?もしかしたら、『私』の主観が、あるいは欺瞞が入っているかもしれないのに?
まあ、そんなわけで、あまり預言者を信用しないほうがいい。与太話とでも思って、話半分に聞いておいて。
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