預言者 2022-11-07 02:50:40 |
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【 ウツギの秘密⑦朽葉と卯の花 】
卯の花は『すべてを始める神』を創ることを目的として作られた。否、作られようとしている。
ただしその対の存在として朽葉が居るため、『すべてが始まらない』という事象と対立してしまうのか、それが成功する前にいつもウツギは『今』から消されてしまう(これは朽葉が居ない期間にも起こる事態。『朽葉が居る可能性』が存在する限りは対立が起こり得る)。故に、卯の花はいつでも不完全なまま。
ウツギの最終目的はおそらく、『すべての始まりと終わりを司る』ことであり、『人知の及ばない範囲を司る』ことである。
【 ウツギの秘密⑧卯の花2 】
不完全な卯の花だが、実は不完全故の副産物があった。それが、『他の神を神と認識できる』という特性。神同士での認識では意味をなさないが、卯の花は人の身である故に、認識が『信仰』として機能する。そのため、他の『ウツギの神様』は存在証明が容易となっている。この特性は『卯の花が居る可能性』があれば自動的に付与されるものである。
ただし卯の花が完全な存在となってしまえば、ウツギの神様はそれぞれで信仰を集めるしかなくなってしまうだろう。
【 ウツギの秘密⑨似た存在 】
各地の神が託した木は日本以外にもあるらしいが、そこでの展開はまた違う模様。ウツギにとってほぼ関係のない世界の話である。もちろん、ウツギの神様にとっても。
【 ウツギの秘密⑩創作物 】
神を作り上げるにあたり、ウツギは何度か実験をした。それが各地に散らばる「神と似た能力を持つ物体」である。なんの物体かはまちまちだが、意志を持たないので存在証明としてはいまいち。なお、ウツギは絶えず実験を繰り返しているので、物体は徐々に増えていっている。
ただし物体である以上神にはなれないため終りもある。要するに、消耗物。
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