預言者 2022-11-07 02:50:40 |
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【 ウツギの秘密④ウツギの思惑 】
ウツギは生物的な本能から消去されることを恐れているため、『自身の力を継ぐもの』及び『自身を忘れぬもの』として神を創り出した。
そして己の存在を成立させるために、ありとあらゆる手を使って爪痕を残している。
ただし、先述したようにあまり『今』に留まることはできない。上位存在の神に消されてしまう。
【 ウツギの秘密⑤上位の神の今 】
人間及び人間から神になった存在は、そもそも『上位存在の神』を感知することができない。しかし、ウツギに力を分け与えたからか、あるいは吸い取られているからか、今現在は弱体化している模様。もう少しでウツギの神様に追いつかれてしまう。
【 ウツギの秘密⑥今と過去 】
ウツギが消去されるのはあくまで『今』である。そのためウツギは『消される今』から逃げて『過去』に姿を移し、何度も神づくりをやり直している。
それ故に、神は幾度もひっそりと消され、ひっそりと作り直されている(たまに失敗したり、同一存在が蘇ったりすることもある)。ウツギは『今』に戻ることを夢見ていて、何度も挑戦しているのだが、いつも卯の花を完全体にする前に消去の浮き目に遭う。
二十五年の歳月も、ウツギにとってはそれ以上。繰り返しの日々を含めれば、百年はくだらない。
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