･:*+.─ The Door to Dreams ─･:*+.　【　twst / 相互夢NBL　】 　　

【ミラ・ディアベル】

えー？そんなこと言うの?
なら、私もエース君が寝ても起こしてあげないよ?
あ、でも購買で売ってるチョコケーキを1つ買ってくれたら起こすかノート見せてあげるよ。
それ、賛成！
そうしよ、2人で山張れば赤点は回避出来る……筈。エース君の所の寮長さん、そういうの厳しそうだし赤点は回避しないとだね。

(隣同士で歩くことになった彼を見上げれば、テラコッタ色の赤い髪に赤い目、それに似合う赤いハートのスートと自分の持つ髪や目の色とは真反対の色を持つ彼が軽口を言って来たので、すぐさま笑ってその軽口に乗ると、確かに眠気を誘う気候だがどちらからと言うと彼の方が眠気に負けているような気がしなくも無い。NRCに来るまではロイヤルソードと同じく名門校故に緊張と他校出身なのもあって名門校の生徒に見下された態度を取られるかもとすら思っていたが、こうして通って見れば誰もが普通の高校生と謙遜なく、せいぜい授業内容が出身校だった学校よりも濃密で難易度が高い位なものだった。今もこうして気さくに話せる相手がいると言うのはとても嬉しいもので、ここに来て良かったと内心考える。彼から言われた軽口にはそっちこそと言いつつも、購買で新作としてつい一昨日売られだしたチョコケーキが気になっているのでもし彼が寝てしまったらそれで手を打とう。と軽口を返すと楽しそうな笑みを浮かべて。そして自分の願いが届いたのか、目の前の彼も勉強してないと分かれば、仲間が居た！と瞳を輝かせ彼の提案に即答でやる！と言うと自分は成績を認められてここに通わせて貰っている身だし、彼は彼でハーツラビュル寮の寮長さんが勉強や規則なんかに対して真面目な価値観と厳しさを持っていると聞いている為お互いに利益が一致したのもあり、教室に着いたらやろうねと拳を握って気合いを入れ)


【トレイ・クローバー】

本当か?急にで悪かったな。
でも、助かるよ。試作だから数も増えるだろうし、途中で夕食も入らない位お腹が膨れたら遠慮なく言ってくれ。

(食べるのが好きな彼女と言えど、この申し出は突然過ぎて断られるかもしれないと思っていたが、お腹が空いており早く行こうと彼女の方から乗り気な返事が貰えれば、自分の判断は間違って無かったと内心ホッとし。だが、自分は試作を重ねて自分の納得の出来るケーキが作れ彼女は好きなだけ甘いものを食べられると言うwin-winな関係ではあるが、彼女も乗り気だし行こうかと一声かけるといつもならハーツラビュル寮の調理室でケーキを作るが今回はどうしようかと思い、ちょっと悩んで。別に寮の行き来は自由だし他寮の生徒が居ても書類や規則上問題は無いが、彼女も無駄にジロジロ見られるのは嫌かもしれないと考えると「場所は食堂の調理室を借りて食堂でも良いか?」と念の為に確認を取りつつ、彼女は食べる事が好きなので胃のキャパを超えて食べようとするかもしれないと思うと一応念を押し。ポムフィオーレ寮は皆が一概にそうとは言わないが、美や美容と言ったものに対して他寮の生徒よりも心がけが高い生徒が多い。その為ポムフィオーレ寮では健康的でヘルシーかつ美容なんかに良いご飯が出てくると聞いたことがある、ケーキなんて砂糖やバター、小麦粉と高カロリーかつ肌荒れや美容には向かない食べ物を嬉しそうにいっぱい食べてくれるポムフィオーレ寮の生徒は彼女だけだろうなぁと思いながらも、美味しそうに食べている姿はどこか愛らしさと気持ち良さを感じる為、朗らかな笑みを浮かべ。そんな笑みを見せながらも心の中では彼女が食堂でも大丈夫と言えばそこで作ろうと考えていて)