･:*+.─ The Door to Dreams ─･:*+.　【　twst / 相互夢NBL　】 　　

（　/　初回文をご提示頂き有難う御座います…！恐縮ながら絡ませて頂きましたのでご確認下さいませ。似非極まりないエースですが、理想のエースと違ったり不備がある場合は何なりとご指摘く下さいね！
また、当方長めのロルだとかなり時間が掛かってしまう可能性があるので、少しずつ調整して段々と中ロルくらいになっていくかもしれませんが、もっと長い文がいい等あればそれも遠慮なく仰ってください…！
改めてよろしくお願い申し上げます！　）





【　エース・トラッポラ　】


おっ、ミラ。おはよ、ほんといい天気だよなー。とか言って授業中本当に寝るなよ？先生に怒られても助けてやんないねぇぞ…なーんて、起こしてやってもいいんだけどさ。
……げっ、今日って小テストだったっけ？やっべー、オレも忘れてた。…ね、ミラも勉強してないんだろ？授業始まるまで二人で分担して山張ろうぜ！

（　春らしい暖かな日差し、頬を撫でる心地良いよそ風、個性的で様々な生徒が登校する中、自身も例に漏れずふあぁ、と大きな欠伸をひとつ漏らしながらメインストリートを歩いて。いつもと何も変わらない爽やかな朝の筈なのだが頭の片隅で何かを忘れている気がする、というもののそこまで細かいことを気にするような真面目な性分でもなく、まあそんな大したことではないだろうと気にも留めずに能天気に歩みを進め、普段通り校舎に入ろうとすると、背後から鈴の音のような可愛らしい声が鼓膜に響いて。声の主の方へぱっと振り返れば、そこにはどこか神秘的な雰囲気を纏う淡い水色と青の美しい深海のようなグラデーションの髪を持った交換留学生の彼女が視界に入り、向かい入れるように隣に並んでは自分より背が低い相手を自然と見下ろす形になりつつ大きく透き通った瑠璃色の瞳と視線が合えば、微かに笑みを浮かべる彼女に歯を見せて笑顔を浮かべて挨拶を返しつつも冗談混じりに軽口を叩き。そんな会話を余所に何やら相手の表情がみるみる内に悲嘆なものに変わっていき、怪訝そうに「なになに、忘れ物でもした？」なんて呑気に首を傾げるも、次に彼女の口から出た言葉にげっ、と先程頭の片隅で何か忘れている気がする違和感の状態が同時に発覚し、自身も勉強をし忘れた為首をぶんぶんと横に振って否定して。本来なら事前連絡があった範囲を全て予習しておくべきなのだが今更間に合うはずもなく、要領よく済ませようとする性格故即座に頭が働き、相手に小テストに出そうな所だけ掻い摘んで復習しようと提案を持ち掛けて。　）



【　ルシア・レオミュール　】


お疲れさま、今日の授業は大変だったね。──…わぁ、味見係？するに決まってるじゃん、丁度お腹空いてたからいくらでも食べれるよ。…ほら、早く行こ？

（　授業終了の号令が掛かり、部活に向かう生徒や寮に戻る生徒の波に乗って教室を後しにて。いつもなら陸上部の練習へ向かう筈だが、今日は顧問の都合により放課後の練習は中止だと朝の練習で告げられているんだった。そんな思考を巡らせているとぎゅる、と短く腹の虫が鳴り、そういえば昼休みに校長からの呼び出しがあった為あまり時間がなく、急いで食べたサンドイッチを最後に何も口にしていないことを思い出しては空腹のお腹をさすり。この空腹具合では夕食まで持ちそうになく、取り敢えず寮に戻ってヴィルに何か食べ物を貰おうなどと考えながら廊下を歩いていると聞き慣れた声に呼び止められ、振り返ってみれば視線の先に居たのは最近気になり始めた同じクラスの彼。「うん、どうしたの？」と綺麗な緑色の髪の毛が夕焼けに照らされてオレンジ色に染まっているのを眺めつつ、ケーキの味見係という相手の要請に耳を傾けては空腹の自分にとってぴったりの内容だと途端に表情をぱぁっと明るくさせ、大好きな彼のケーキが食べれるならと首を縦に振りながら二つ返事で了承して。そうと決まれば話は早いと唐突に相手の手を取り、元々体温がやや低めの為少しひんやりとした手の平でぎゅっと握っては彼に向かって愉しげに笑いかけつつ、待ちきれないとばかりに手を引いて鏡の間へ向かうべくマイペースに歩き始め。　）