紳士な貴方に恋をした〆

ありがとうございます！

( お隣の好で泊めてくれるという相手にしっかりとお辞儀交じりに礼を述べ、相手が笑ってくれれば、こちらも思わず再度笑顔になって。今までちらりと目を合わせて挨拶していただけだし、こうやって会話をする事が新鮮そのもので。おまけに歳上の大人の部屋なんて少し興味があるし、となんだか浮かれたような気分になりながら、促されると「お邪魔します」と早速部屋の中へ。
玄関から見えるだけでも、自分の部屋と同じ間取りとは思えないほどシンプルに整えられており、思わず感銘を受けたように声が漏れる。
相手の後について部屋の奥へと進めば、鞄を部屋の隅へと置かせてもらい、言われるがままソファーへと腰掛けた。)

…んー、それじゃあココアで。

( 台所から聞こえてくる問いかけに少し悩む仕草をみせるが、一間あけて上記を答える。コーヒーや紅茶も好きだが、甘味が好きなのもあって、最近飲んでいないココアを選んだらしい。子供っぽすぎるだろうかと思いはするが、背伸びする必要性も特に感じないし別にいいだろう、と開き直って。)