ハイハイ、わァッたよ。 ( 言葉では億劫そうな風を装いながらも満更でも無さそうで、頷きながら両翼を一度振るうようにはためかせると大きく広げ。徐に相手の腰に片腕を巻き付けたかと思えばその身体を軽々と小脇に抱え、地面を軽く蹴って浮遊すると穴の空いた壁面から夜空に舞い上がり。悪魔と自分自身が暴れ回った後の凄惨な様相を呈する街を見下ろしながら適当に滑空を始めると、片腕に抱える相手へ尋ね ) 何処行く?