名無し 2022-10-18 14:02:58 ID:931a41540 |
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俺だからいいけど、知らない人魚には警戒しなきゃ、ね?
(尤もらしいことを告げては相手の真っ赤な髪を撫でてやり、綺麗だと感嘆を漏らす彼の、本当に無邪気そうな横顔を眺めつつ、このまま本当の友達になるのも悪くないかもしれないと思い始めており。もちろんマスターにはきつく締めあげられるだろうが何となく相手をマスターの手にかけるのは忍びない気がしてしまい、ごく小さな声で「ごめんな、」と呟き。相手に聞こえてしまったかとハッとして、)
そ、そろそろ帰らなきゃ国王たち心配してるんじゃない?
(ふと船の外を見ると王宮の使いと見える小さなカニが見え、そちらを指さして。カニがこちらを向くとヒラヒラと手を振り、「申し訳ありません、私が誘いました。…オーシャンと申します。王子とは王宮までお送りする約束をしていたんです、ちょうど帰ろうかって。」と相手の顔とカニを交互に見て。カニがまったく、と小言を言うのに眉を下げては、)
迷っていたところを王子に声をかけて頂きました。本当にお優しい方で、
(あやしまれないよう、失礼に思われないように丁寧な言葉を使うのもお手の物。全てはマスターのためだと心ではわかっているもののこういう空間がとても楽しく思ってしまい、小さなため息を漏らし)
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