名無し 2022-10-18 14:02:58 ID:931a41540 |
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ふふっ…人間は乾かないのかな、でも体に水はついてなさそうだった。
(彼女は海のすばらしさを知らない。陸ではすぐに乾涸びてしまうというのに人々は太陽の光を直接浴びて買い物をしたり仕事をしたりする。水中にいれば変に体温調節をする必要も無いしそもそも乾涸びるなんてことにはならないのに、とさも不思議そうに、哀れんでいるように告げては相手が髪を梳くのを見て自分もおもむろに後ろ髪を梳いて見て。相手の言うように少ないがきちんと梳くことが出来ると感心したように頷いては相手の名前をスラスラと刻んでいき。やはり目論見通り彼がマスターの次の獲物だ。「アシェル…王国第7王子の…?!すごい!ほんとに王子様なんだ!」と驚いて見せて)
実は俺も家族からはあんまり外に出るなって言われてる。…人間に興味持ってるから。だめなんだって、人間と関わっちゃ…、
(彼と同じように少し寂しそうに目を伏せて見せては自分に会えてよかったとまで言ってしまう相手を心底心配しながらも「俺も同じだよ。まさか初めて違う海域でできた友達が王子様だなんて…」と可笑しそうに小さく笑い。)
じゃあ、帰りは王宮まで俺がお供します、王子。
(恭しく頭を下げては自分がいれば百人力だとばかりに自信ありげな表情を。「さすがにこんな所に王子を引き止められないもんな、…ね、明日も会いに行ってもいい?」と名残惜しそうに問いかけ)
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