双子 2022-10-17 21:24:45 |
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>律
痕つけたいから噛んだに決まってんじゃん。
(目を覚ましたかと思えば途端にぷりぷりと怒り出す彼に悪びれもせずに平然と宣えば、彼の視線を追うように自身もワインボトルを目に映し。上機嫌に肯定すれば、先程まで彼に向けていた熱がまるで嘘だったかのようにそちらへと興味を持っていかれ。あっさりと彼から離れれば、待ちきれないというように手早くボトルの包装を剥がし。キュポンとコルク抜きで封を開ければ、そこから漂う甘い香りにソワソワと浮き足立って。トクトクと二人分のグラスへと注がれていく酒はブランデーのような濃密な色合いをしながらも、フルーティーな甘さが煮詰められたようなアルコール臭がじわりと室内へ広がっていき)
そうそう。度数高いのに、甘くて飲みやすいんだってさ。カルーアミルクみたいにすいすい飲めちゃうってカワイイ声で熱心に教えてくれたの。
>凛
やぁだ。学校で先生って呼ばれる度にさ、オレのこと思い出してほしいもん。
(期待通りの反応を見せる彼に口端を吊りあげれば、林檎のように紅く色付いた頬に手を添えて、すりすりと撫で。会わない時間まで一方的に己で染め上げたいという企みはひどく自分勝手なもので、自分は彼方此方へと気を逸らして彼のことを忘却する時間も長いというのに、彼に対しては自身の爪痕を残してやらんとするように、涙目の懇願を一笑に伏して。ふぅ、と耳へと熱い息を吹きかければ、抱き寄せたまま耳朶へと噛み付いてくすくすと笑い挑発的に先生と呼び重ねて)
あー、悪いことしてる気分になんね。これが背徳テキってやつ?教えてよ、凛センセー?
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