ミツゲツ ／ 募集。　

>律

(シャワーを浴び終えて浴室から出ると、途中のキッチンから持ってきたワインボトルと二つのグラスを手にリビングへと赴けば、穏やかに眠る彼の姿が。そのあどけない寝顔を見て浮かんだのは彼の片割れで。流石に眠る相手を起こすのは忍びない──といった思いやりは自身には無く、むしろ有言実行のチャンスが訪れたことににんまりと口元は弧を描き。テーブルにボトルとグラス、そしてそっと持ち上げた彼の携帯を置けば、体重がかかったことにより軋む音を立てるソファのスペースに膝をついて覆い被さり。そのまま彼の背に手を差し入れてぐっと引き上げながら喜色が滲む言葉を落とせば、無防備な首筋に噛み付いて僅かに歯を立て)
オレの言うこと聞けない悪い子には、お仕置な。


>凛

んっ…。
(呼吸すらも奪うようなその口付けに余裕が無くなってきているのはこの獣とて同じ。拙い動きで必死に絡められる舌を弄び、吸って、最早どちらのものかわからぬほどに混ざりあった唾液が垂れようとも構わずに貪り。少し堪能してようやく口を離せば、唾液の糸を引きながら紅潮する彼の色っぽい顔を愉しげに見やり。興奮したのか息を微かに荒らげながら彼の耳元へと唇を寄せると、意地悪く囁いて)
ははっ、やらしーね。いつも真面目なセンセーが蕩けた顔して乱れてること教え子が知ったら、性癖歪んじゃうよ。ね、凛センセー？