双子 2022-10-17 21:24:45 |
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律 /
……ッうるせえ、俺はあんたが望む従順な飼い猫なんかじゃねえっつうの。
(擽ったくも心地良い彼の指先に翻弄され、双眸細めつつじわじわと身体の力が抜けていくのを感じて一瞬怯むも、彼の囁きにより我に返り慌てて反抗的な言葉をぶつけ。素直に従い浴室へと向かっていく彼の背を見届けている最中、此処で引き止めて今すぐにでも彼に触れたい衝動に駆られるもぐっと堪えてリビングへと向かい。真っ先にソファへと進み遠慮もなく寝転がって寛ぎながら、彼を待つ間の暇潰しにとSNSの周回を始める。閑静な空間にて暇を持て余すその時間が蓄積された仕事の疲労を呼び起こしてしまい、段々と迫ってくる眠気に逆らえず。数十分後には手の内にあったはずの携帯は胸の上に着地して、片腕で目元を覆ったまま熟睡をかましてしまい。)
凛 /
待って、はるく──…ッ、ん、ッふは!
(こんな可愛らしい口付けで許してもらえるほど甘くないことは知っていたため駄目元で聞いたが、案の定これでは不服だったようで。思い出しただけでも身体が火照るような記憶を引っ張ってきた彼の発言により、遮っていた視線が交錯した頃には既に真っ白だったはずの肌は濃い赤みが差しており。引き止める間もなく唇を奪われれば抵抗する力さえも瞬時に吸収されてしまい、彼の胸元に添えられた掌はぎゅうと強く服を握り締め。彼相手にしか味わえないような深く苦しい接吻に息も絶え絶えで口端からは唾液が溢れるも、それを拭うことすら許されないまま不器用ながらに必死に応えようと舌先を自ら絡ませていき。)
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