ミツゲツ ／ 募集。　

律 /

はあ、あんたとは一生分かり合えねえわ。
（極僅かでも期待を持った自分が馬鹿だったと教えさせられるような彼の態度に深い溜息を溢しつつ、一切の望みを捨てたのかそれ以上問い詰めることはなく。異常に近い距離感で並ぶ彼を横目に相手の話に耳を傾けていればあっという間にマンションの前まで辿り着き、呼ばれる度に幾度となく通った場であるにも関わらず緊張で身体は萎縮し不思議と心音も激しく活動を始める。それは価値観の全く合わない彼に好意を寄せていることを認めざるを得ない自然現象でどうしたものかと頭を悩ませては、少しでも落ち着かせるべく小さく息を吐き目前のマンションへと徐に足を踏み入れ。）
………ん、行こ。


凛 /

うん、お邪魔します。
（そろりと彼の部屋に足を踏み入れ導かれるがまま素直に歩みを進めては、リビングに近付くと同時に容易に想定できるこれからの展開を頭に浮かべ自然と身体は強ばっていき。彼と何度身体を重ねてもやはり緊張は解けず、見慣れた部屋の景色をキョロキョロと挙動不審に見回して。ソファの手前まで来るとそれ以降は彼の動きに身を委ねるのがいつもの流れであり、恋愛経験の無さが際立つ発言を残して。）
……えっと、俺はどうしたらいい？


（ / 度々すみません…！聞き忘れていたことがあったのですが、呼び方はこのままで大丈夫でしょうか？勝手ながら律は「春樹さん」、凛は「はるくん」と現在呼ばせて頂いてますが、イメージと違ったりこうして欲しいという要望があれば変更出来ますのでその際はお伝え頂ければと思います！）