左 2022-10-15 22:14:32 |
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( 引き摺る様な音を立て閉まった重厚な扉の向こう。厳しい顔つきが並ぶその中央にいる人物は自分が仕える主君であり、今回ここに呼び出されたのは彼から任務の話を聞く為である。内容を聞けばこの組織に害をなす敵対組織の壊滅について会議していたらしいが、如何せん話が長い。この組織の幹部の1人である自分、特に作戦を立てることに長けている自分の力を貸してほしいとのことでここに1人で来た訳だが。それを許さない人物がただ1人。自分の手元の腕時計ちらりと視線をやった矢先背後の重たい扉が蹴破られ、そこからは愛しの恋人が。だから、できない約束はするもんじゃない。なんてボスに少しお小言を言いたくもなるが、仮にも自分が身を捧げている主君。そこはぐっとこらえる。腰に手を回してきた恋人へ視線を向けるも、虫の居所が悪いらしい。「ゲオルグ」と短く、だけど優しく相手の名を呟くように言えば、とりあえずは今にもここにいる幹部を亡きものにしてしまうであろうその拳銃を仕舞うよう目線で伝え。彼にしては5分も待ってくれたのだ、後でご褒美でもやらないと本当に機嫌を損ねてしまいそうだ。「彼も同席しても構わないだろ。」と、残りの話もそんなにないだろうしとボスに確認をすれば、すんなり了承される。正しくは彼を前にしてしまえば了承するしかないのだが。)
(/こちらこそどうぞ宜しくお願いします。初回から繋いでみましたが、解釈違いでしたらすみません。こちらも何か分かりにくい等ありましたら、なんなりと仰って下さい。一応、この後の任務内容を適当に書いてみましたが、敵対組織を壊滅するために2人で任務にあたるというものでどうでしょう。)
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