運び屋 2022-10-14 08:43:14 ID:f537a6574 |
通報 |
((特に問題ないです!某青狸のポケットから出る道具以下の技術であれば大概大丈夫と気軽に考えていただければ。
概要は知っているけど、詳しい場所などの詳細までは知らせてない状態ですね。こちらは『移動手段』と『安全』と『食料』を任せられてます。))
『っふはっはぁ!中々に言うねぇ、オタクさん。だけどこんな“地上人“を凡人と呼んでくれたり、選ばれし“地下人“様のお家に入れてくれるなんて__ちょいっと警戒心無さすぎやしませんかね、博士サマ?』
(中々に切れた嫌味を飛ばしてくれる地下人様だ、なんてマイクに笑いを掠らせる。世界が崩壊して、約500年。5世紀経って尚地球は復旧されず、今は2つの人種で別れて時が流れている。まず、地上人。退廃され、もはやその日暮らしどころかその“1時間“を繰り返して生きる者が多く、ヒャッハーする理性無し無しな人もまぁいる。全然いる。次に、地下人。その名の通り、地下シェルターで数多の技術により半永久的に周る、もう一つの“星“に住む選ばれた人達。地上には幾つものシェルターがあり、数百を超えた人が住む巨大シェルターもあれば、目の前にある一世帯用小型シェルターもある。まぁ更なる細かい説明は置いといてつまり言いたいこととしては、こんな簡単に何するかもわからない地上人を迎えてしまっていいのかと言うこと。トラックから離れ、開いた扉を通り過ぎていく。崩壊された建物で見慣れた自身にとって“完全な階段“に踏み入れる事に新鮮さと少し許りの畏れ多い気持ちを抱えたまま一歩、また一歩と。)
『まぁ少しでも変な挙動すればボタン一つであんなことやこんなことが簡単に出来るだろうけど。__ただ。移動手段を持つ俺を見つけるのはさぞかし大変だったでしょうよ、ねぇ?』
(喉を鳴らす、下品じみた口端が浮かんでしまい、それを無線機を持つのと逆手で覆い隠す。遠回し言えば、自分を殺せば一番困るのはオタクだ、と。別に自分はいつ死んでも気にしない。だからこそこんな相手の掌の上にわざわざ乗っかっているのだ。ただ、地上を殆ど出たことが無い相手からすれば地上で過ごし、移動手段を持ち、思考できる自分の価値はかなりあるだろう。何なら唯一とも言えるだろう。いや別に自画自賛してるわけじゃないヨ?客観的に言えばね、客観的に。そんなことを考えていれば、たどり着いた玄関であろう真っ白な扉の前で開くのを待てば)
トピック検索 |