運び屋 2022-10-14 08:43:14 ID:f537a6574 |
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((はい、把握いたしました。いつでもお気軽に言ってください。
書き加えるのを忘れてしまいましたが、何でも屋さんが使う道具は基本過去の産物(今でよく使われるもの)ですが、博士さんの身の回りにあるのは近代的な技術ばかり故に不自由にして不便に感じつつ、持ってきた最新道具でやりくりしていただけると。
では早速ロルを回させていただきますね。地下シェルターに着いた所です。))
(ふと、口に咥えられた煙草先から漂う煙を通して腕にあるヒビが入った時計に視線を落とし。シェルターまでに着く時間と約束された時間とほんの少しズレ遅れがする事に気付きつつも、まぁこちらの素性を理解している以上問題無いだろうと前へと視線を戻して、暗闇へと染まっていく白の大海を見通していく。)
………まさか底辺中の底辺に大金で叩かれる時が来るとはねぇ…
(残り短くなった煙草を手に取り、独り言と共に息を沈ませる。コロニーを転々とし、その日暮しを続けるために食料探しから死体処理、あらゆる事をしていたそんなある日に。クソッタレな日々が一転するほどの大仕事が転がってきた。そんな依頼をくれた本人を向かいに、このおんぼろトラックを走らせている。と考えを巡らせていればやっとこさ砂漠の中に異物とさえ感じるような近代的な門__目的地であるシェルターの入口に。もはや残りカスと化した煙草を窓から指で弾きつつエンジンを止め、軋むドアを無理やり押しのけ、長靴が砂面に埋まらせると腰にある無線機に手を取り、口元へと寄せ)
ん“っん…『あーあー…無線チェック無線チェック。只今シェルターに着きましたぁ、っと。んでどうすりゃいんで?なんかカメラさんから見られてるんですけど、流石に何もしてないのに蜂の巣とかにされねぇよな?』
(黒く、硬そうな門。近づいてみれば数個のカメラが此方に向けられ、若干の不安を持ちつつも自身の声が無線機を通して砂に塗れた荒れた声へ変わり、鼓膜を揺らし、相手からの返事をトラックに立った体を傾け、待っては)
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