常連君 2022-10-14 02:02:16 |
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( 店内の床を掃き、カウンターやテーブルを丁寧に拭く。そして、カウンターにある簡易的なキッチンで果物を切り、湯を沸かし、豆を挽く。店を次いでから毎日のように繰り返される動作だが、綺麗な店内と珈琲豆の香りには心落ち着くものがある。
ふと、壁に掛けられた時計を見れば、そろそろ開店の時間だと店内の電気を付ける。出入口付近の電気も付けようかと其方へ向かえば、ふと、扉のガラス越しに常連である彼の姿をみつけ、慌ててその扉を開き柔らかな笑みを浮かべた。)
___やぁ、おはよう唯くん。
今日はまた随分早いね。
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