う、うるさい!とにかく俺は、さっさとあいつらに会って家に帰るんだ! (何が面白いのか、突然吹き出す相手に無性に腹が立ち顔を赤くしながら怒りをぶつけた。そもそも天使に出会ってしまったのは、自分を置いてどこかへ行ってしまった家族が悪いのだ。あいつらがうろちょろしていなければ今頃家に帰れていたのに、と怒りの矛先を変えるが自身の今の弱みを口に出していたことには気が付かなかった。)