ぇ、あ、兄貴…っ? (いつもの靴に履き替えてくるべきだった、としゃがみこみながら考えていると目の前に兄が現れ驚いたようにそう呟いた。まずい、兄貴も相当怒っている…そう察するも逃げようと思った頃には既にその腕に抱きかかえられており、気づけば彼らの元にたどり着いていた。彼が何を言ったのかは分からないが、父は突然現れた奴のことなんて信用出来るはずがないと怒りを示していた。)