匿名さん 2022-09-28 10:58:57 |
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…そうですね、私もそう思います
人は理解の及ばないものを畏れ化け物と揶揄して心の安寧のため殺す…わかっていても私にはこの道しかない…私の心もとっくに化け物に成り下がってしまっているのかもしれませんね……
(いつからか、自分のしていることが本当に正しいのかわからなくなっていた。それでも命じられるままに多くの吸血鬼を討ってきた。そうすることで周りの人たちは自分を褒めてくれた、必要として居場所を与えてくれた、だからこそ自らの罪悪感を押し殺して吸血鬼を敵と見做し非情に徹してきたのだ。しかし、吸血鬼だって皆自分たちと同じように心があり生きている、これまで殺してきた中には家族がいる者もあった、それらを自らの都合のために殺す自分の姿は彼らにとって化け物のように映るかもしれない…そんな想いが、彼女の言葉が己の心に迷いを生じさせ、引き金にかけた指に込めた力が抜けていく。しかし、これまで積み重ねてきたハンターとしての本能が彼女の動きに反応し、ベッドから降り立った彼女の足元の床へと一発銀弾を撃ち込んだ「あなたの意志は関係ない…次は胸を確実に撃ち抜きます」己の中の迷いを振り払うように改めて自分は彼女に仇をなす敵だと宣言するも、同時に発言と行動の歪さを自分でも理解していた。相手を本気で討つつもりなら威嚇も何もせず黙って急所に撃ち込めばいいしこれまでもそうしてきたのだ、それが出来ないぐらいには心の中の葛藤が如実に現れていた)
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