人外の住まう家【　入居者募集 / 3L / 人数制限有　】

　　◆　シグレン（　>>54　）

──う、ッがは！……あんた、よくこんなもの平気な顔して吸えんな。
（　吸いかけの煙草手に取り口に咥えると同時に深く息を吸い込むと、彼のように上手く吸い込めず噎せて。咳き込み苦しみながらも興味本位で吸うものでは無いな、と悔恨の情に駆られ。時間の流れと共に漸く咳も止まり落ち着きを取り戻すも、普段と違い今日は陽光に照らされていた時間があった所為かぐったりと衰退しており。潤んだ瞳で彼を見れば、ほんの少しだけ短くなった煙草を返し。 ）



　　◆　ジョゼフ（　>>56　）

……美味そうな匂いの元はあんたの持ってるソレか？
（　皆がこれから帰路につき、就寝の準備を始める頃。日が昇ると同時に眠りにつき、日が沈むと同時に覚醒する男が此処に一人。漸く鉛のように重たい身体を起こし、締め切ったカーテンの隙間から薄暗くなった窓外を視認してはゆったりとした緩慢な動作で玄関を開け。すると風に乗って食欲を唆られるような匂いが鼻腔を擽り、匂いの元を辿るようにきょろきょろと辺りを見回す。視界に入ってきたのは見知った住人であり、すぐに彼の手の内にある新聞紙に興味を示し。 ）



　　◆　ユーリ（　>>57　）

うるせえな、さっさと買ってこい。
（　指摘を受け、慌てて自身の髪を気にするように両手で頭を抑え。動揺しているのか普段より幾分か声量のある声で指図しては、それだけ言い残して勢いよく玄関の扉を閉め。 ）