鍔 2022-09-23 23:31:31 |
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……べーつに。
あの長谷部使える奴だな、おかげで店を探し回らずに済んだわ。
( 面白主従は雑踏の奥に姿を消した。監査官としての体はすぐに解き、本来のかなり砕けた表情に。しゃんとしていた姿勢も、重心を傾ければ柄の悪さを滲ませる。
と、昨夜も今朝もあんなにきりりとしていた主が、こころもちジト目になっている様ないない様な、そんな様子であるのに気づいて。されど気にせぬ肝の太さ、それぞ己の良い所。含みのある声も単に肩を竦めて一蹴すると、増えた手提げ袋を掲げる事で買い出しの状況を伝え、まだ残っている最後の買い物に付き合って貰おうと。いくつかの品物は、主の同伴がなければ購入できない条件だ。
万事屋通りに滞在したのは彼此一時間程となろうか。本丸に帰り着いたのはおやつどき、短刀たちが庭で饅頭にぱくついている。しかし己はそれに倣えず、出迎えに来た歌仙に捕まり、馬当番をする羽目に。あの獣臭いにおいのする場所は好きでは無い、というか嫌いだが、今日だけは仕方がないと渋々真面目に取り掛かる。
あっという間に日が落ちて、夕餉も入浴も終えた男士たちが皆めいめいに寛ぐ、本丸に来て二日目の夜。厨で皿洗いを済ませると、したためる文があるからと言い訳をつけて退散。探し出したこんのすけを私室傍の納屋に連れ込めば、大きく分厚く柔らかい、最高級の油揚げを堪能させてやっていた )
(/わわ、首を長くして楽しみにしています…!有難い誘導にそのまま乗りまして、時間を大きく進めさせていただきました。背後様ならではの歌仙さんも楽しみにしています~!!それでは背後は再びお暇しますので、何かあればいつでもお呼びください◎)
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