対等な契約（3L/学園/特殊）

>>明石楓
──そう、
（ 特に、これといった理由があった訳ではなくて、単純にこの学園に不満を持っていそうだったから。鞄を手繰り寄せて、こちらと目を合わせるつもりの無い様子からこれ以上踏み込むことはやめる判断を…そもそも生徒会長という立場で深くまで踏み込めば迷惑をかけることなど自明。ままある話だと慣れたように立ち上がれば、お邪魔しましたとでも言うようにひらりと手を振って、）

>>榎本蓮華
強いて言えば、昼間からあまりお酒を飲んでいると私なんかより面倒な人に見つかった時に厄介ですよ
（ お互いに益も損もない相手ならば上々。ニヒルな、あくまでも不健康なその表情に浮かんだからこそそう見えるのだと思うが、そんな笑みにこちらは相変わらずの曖昧な表情を浮かべて後を追う。つまらない学校生活なんだ、これくらいの羽目の外し方はおそらく上も黙認してくれるだろうし。）

>>浅桜雫
面倒だとしても、言うことを聞いておいて損は無いよ。もちろん、仲良くしたい相手を自分で選ぶことも学生にとっては大切なことだろうけどね？
（ フォークを受け取りながら、そういえばこの生徒には兄がいたのだったかと思い出す。記憶力がいい方だという自覚はあるものの随分とあっさりしているこの生徒は…まあ多分そんな現実に満足していなくてもどうしようもないと思っているのだろうなぁと。言いはしないまま、目の前のケーキにフォークを刺して一口頬張りながら、）
だってほら、仮に私がこの学園を継いだとして、その場でこの学園を潰したって誰にも何も言われないわけだから…随分と美味しいねコレ

>>外崎慧
さっきまで別の子とランデブーしてた人が何を言っているのやら──
（ 軽薄な言葉に見合う軽薄な態度にこちらも手を軽く振ってから隣へと並ぶように一歩を踏み出す。遊ぼうかと言った手前、小馬鹿にするような笑みを浮かべたのは、心を許した相手なら満たし合うことが出来るはずのこの性で、上手く転がらなかったのはあの子がこの生徒を信用しきれなかったのか、その逆なのかが気になったから。）
君はDomで、さっきの子はSubかな？少なくとも恋人の修羅場には見えなかったから、大方相性が合わなかったとか──