匿名さん 2022-09-15 18:22:16 |
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ふーん…不便だな。
(手招きされた近寄ってみれば、疑問の種であった本を渡されて。そこに文字は書いておらず、ただ凹凸が刻まれているだけであり、聞けばその凹凸で解読するのだそう。盲目の相手のためにあるような代物だが、自分にとっては不便極まりない。ついさっき出会った人物に対して気遣うつもりもないのかさらりと上記のように呟けば「ん。」と、気が済んだらしくその本をこつんと相手の額に当てながら返却して。「よっ…と。」と、今まで体験したことのない上質なクッションがついた空いている椅子にどかっと大胆に腰掛ければ「毎日こうやって一人で過ごしてるのか?」と、どうやらこの建物には本当に己と目の前の令嬢以外住んでいないようで、湯浴みをするまでの時間で人の気配を感じられなかったのかそう問いかけ。)
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