匿名さん 2022-09-14 20:35:17 |
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【工藤 夏葵】
( あれから暫くして荷物の片付けが一通り終わり、どうやら少し眠っていたようで目を覚ます。窓の外を見ると日が落ちかけており、結構寝ていたのかと思えば大きく伸びをして欠伸をひとつ。手に持っていたスマホを見ると新一からの連絡。液晶に映った文字『沖矢さんは悪い人じゃねぇよ』を見ると、これだけ言葉を濁して曖昧に返事をしてくるなんて、新一らしくない。その様子を見る限り、悪い人ではないのは当たっているが、何かしら秘密を持っていることに違いは無さそうだ。新一が答えてくれないとなると、自分で何か情報を得るしかなさそう、と思い少しウキウキしながら新一に返事を返して。それから立ち上がると、再びリビングへ下り、コップに水を入れ一気にそれを飲み干す。)
【降谷 零】
あぁ。問題ない。
( 相手が書類を読む様子をじっと見つめて。やはりさっき一度『かわいい』なんて思ってしまったからか、待つ時間に妙に緊張してしまう。そう思っている間にペンで書く音が聞こえてくると、我に返ってそのサインを見る。こちら側に差し出された書類を見ると、綺麗な字で書かれており。ひとつ頷くと問題はないと告げる。きっと、仕事柄書類を読むことには慣れているのだろう、読むのは速かったがしっかり理解してもらえているようで安心した。書類を封筒の中にしまうと、今日の用事はもう済んだのだが、なんとなくまだ離れ難いような不思議な気持ちになり、他愛もない会話をしようと先程のサンドイッチの話に戻して。)
…サンドウィッチは好きだろうか。
作ってみたはいいけど、好きかどうかなんて聞かずにもってきたから。
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