匿名さん 2022-09-12 09:11:42 |
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(/初の狛枝なのすごい驚いてます、安心してください凄い狛枝ですよ……、ほう?別の部分と言いますと?)
なるほど、お前の言い分としては俺と一緒にいる方が苗木に無駄な気遣いをさせる心配がないって言いたいんだな?だから苗木と話すために、こうも俺と一緒にいたがる、と。苗木に心配をかけないで苗木と話したいってだけなら俺が苗木のそばにいればいいんじゃないか?そうすれば苗木が俺のことを心配する必要もないだろ。っていうとお前は「苗木クンの迷惑になるって事を考えないの?」とでもいうんだろうな。どっちにしろ状況を説明して俺と狛枝が一緒にいなくても心配しなくていいっていえばいいだろ。そうすれば一緒にいたくない俺とわざわざ一緒にいる必要もなくなるぞ。お前も苗木と二人きりの方がいいだろ、でも苗木に迷惑だけはかけるなよな。
……、ああそうだな、もういいか?一緒にいるのは百歩譲っていいとして、俺のことが嫌いなら会話を交わさなければいいと思うぞ。……なんだよ?
( ピッ、と軽い音を立てる食券機。次いで滑り落ちてきた食券を手に取ればそこにはラーメンの文字。横から感じた視線にふと引き寄せられるようにそちらへ向き直れば眉間に薄く眉を寄せゆるく首を傾げた。相も変わらず見下したような言葉を放つ貴方に、最初こそ言い負かされたくないと反論を述べていたものの、やはり貴方はよく頭が回るのだ。それはコロシアイ修学旅行の学級裁判の時点でもうわかっていたことだった。己が言い返そうとも貴方はその上を行く。頭が切れるからこそ、敵に回したくないと切に思っていた貴方と己の言い合いではほぼ百パーセント己が勝つことはないのだ。だからこそ言い負かさせたくないという対抗心も重なる言い合いの中ではどんどん小さくなっていって、早くこの無駄な言い合いを終わりにしたいという思考が勝ってくるのである。本日何回目かのため息をつきつつ手にした食券を職員に手渡しては大きなテーブル席ではなく一人用のサイドテーブル席に腰を下ろした。
貴方が彼と話すために己が隣にいる必要がある、というのは理解した―理解はしたくないが―けれど、ならば話さなければいいだけだろう。絶望を、人工的な才能を下に見て、唾棄すべきだと考えているということは貴方と接してきて嫌というほど伝わった。なのに貴方が己と会話を交わすという事が理解しがたいのだ。嫌いな相手と、話さないという選択をできるにも関わらず態々嫌味を言いに来る、この現状を鬱憤晴らしが目的だと言わずなんというべきなのだろう。ずっとこうやって言い合いをする、なんて状況のままでいいとは思っていない。寧ろ、改善すべきだと思うのに、貴方の嫌味に買い文句で言い返してしまって、それから話が広がって、どうにもならなくなる。こんな険悪な雰囲気になってしまうのだ。共にコロシアイ修学旅行を乗り越えてきた仲間だからこそ己は仲良くしたいと思うのに……。なんとも言えない歯痒い気持ちを抱えつつ以前己の隣について回っているだろう貴方に視線をよこした。 )
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