主 2022-09-07 19:15:07 |
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【シルヴァン】
いやぁ、そうおだてられたら参っちまうな。俺としちゃあ兄よりも男として見られたいんだがね。
( 白鷺杯、舞踊なんてまさに女性の花形だろう。女性でなくとも参加資格はあるが、己としてはやはり見目麗しい女性にこそ華麗なダンスを披露してもらいたい。特に目の前の彼女のような子ならば尚更、という下心は隠し、彼女の言葉に耳を傾け。先生、というワードには一瞬だけグラスを持つ指をぴくりと跳ねさせたが、兄については、ひょうきんな笑顔を見せて冗談ぽく謙遜し。──脳裏に過ぎる実兄の姿からは敢えて意識を逸らすことで表象に登らせないようにしつつ。反応を誤魔化すようにテーブルの上に片肘をついて前のめり気味になりつつ、身体の向きは彼女の方へと向けてその顔を覗き込むようにすれば、親指でグッと自身を指してウインクを一つ、一転して口説きモードへと移行し )
というわけで、そーんな面倒見がいい俺を恋人に…ってのはどうだい?貴族で紋章持ち、それに加えてヴァイオレットのことが大好き!かなりいい条件じゃないか?
【椿城 初音】
ふふ、藤丸さんのチョイスって結構当たりのもの多いもんね。楽しみ。
( マスターである藤丸立香は、一般人とはいえそれなりの場数を潜り抜けてきているだけあって、色々な知識を身につけている。そんなマスターが人に贈るものならばきっと美味しいのだろうと、浮き立つ心に従って華やかな笑みを浮かべて。とんと一歩踏み出して彼の隣に並んだところで「あ、」となにかを思い出したような声をあげれば、主に彼の周囲をきょろきょろと何度も見渡し。というのも、彼と遭遇した当初からどこか違和感があって引っ掛かっていたが、その正体はいつも彼に付いている美女の姿が見えないことだった。二人はいつも一緒と断言しても過言ではないほどに片方を見つければもう片方も近くにいるのだが、あの艶やかな黒とは今日はまだ会えておらず。とはいえカルデア内ならば離れることもあるだろう、なんて納得しつつも、彼女の分のクッキーも用意していたことから行方を問いかけて )
お竜さんがいないなんて珍しいね。カエルでも探しに行っているのかな?
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