匿名さん 2022-09-05 03:30:03 |
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…ふ。あっはは、やっぱり陛下の眼を欺くのは不可能だったみたいだね?( 去り際に放った陛下の言葉。どうやら自分たちの隠し事は完全にお見通しだったらしい。思わず此方も今までの苦労を振り返り笑ってしまった。陛下のあの得意げな表情からして、してやられてしまったこの感じに無自覚にも入れていた力も抜けて。「やれやれ、陛下は相変わらずだね。…でも。うん、あの御方のああいった一面を見られる様になったのは…ちょっと面白いかも。」小声でそう呟き。ふっ、と陛下の動揺する姿を思い出せばクスリとまた小さく笑って。自分の膝の上に戻されたマスターに目を合わせ。「お疲れ、マスター。君のおかげで何とかなったみたいだ。これにて一件落着、かな──私が見てない間に陛下と何をしていたか問い掛けるのは…またの機会にしよう。」と、笑顔のままそう相手に労いの言葉を掛ける。)
…さて、ともあれこれで一番大きな難題は無事に解決。これなら僕も安心して出撃ができるという訳だ。( 陛下の許可さえ降りたら後はもう何も問題はない。微小特異点の発見まで、いつも通り過ごせばいい。「このまま夕食の時間までゆっくりするといい。特異点は何時現れるかわからないのだろう?明日なのか、それとも今この瞬間にも…ね。」今日の業務や戦闘訓練、そして陛下との相手もあって相手の疲労も溜まっているだろう。丁度自分が膝を貸しているこの時を使って眠ることをお勧めすることに。)
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