デートに相応しい店かどうか、俺が採点してやるよ。 ( 冗談交じりの言葉を聞けば、肩を竦めてこちらも上記を返す。相手は、この手の言葉を外部でも平気で口にするため時々驚かされたが、今となってはすっかりと慣れたもので自分もとぼけながら返すのが日常茶飯事だ。 それにしても、こうしてゆっくり外食に出かけるのも久しぶりだなんて考えながら、案内してくれる相棒の隣を歩いていく。)