匿名さん 2022-08-14 19:40:44 |
通報 |
「あぁ……」
キッチンでふたりきりになると必ず見せる優しい笑顔。いつも喧嘩して怒った顔ばかり見ているせいかまだその顔には慣れていない。強く胸が鼓動するが、あの優しい笑顔に慣れてないことを悟られるのは恥ずかしくてぶっきらぼうに返事をすると、目の前のデザートを食べ始める。それを食べている間も目線は相手の背中のまま。こちらより細いのに妙な貫禄があって皿を磨き上げる時の腕なんてもはや美しくも見える。知らぬ間にまたその姿を目で追っていることに気がつくと、慌ててデザートをまた口へと運んだ。向こうの作業が終わったのか相手がこちらを振り返る。タバコを吸う姿だって前までは何も思わなかったのに、今はそのひとつひとつの動きを目で追ってしまう。心底心奪われているなと自覚しつつ、口ではいつも通りに返事をした。
「美味かった。肉は食いやすいサイズだったし、味付けも酒によく合う」
(/認識あっていて良かったです!基本は今の形式にしつつ、ロルの描写部分等は自分なりに書いていこうと思いますので、また苦手な傾向などあれば教えてください!)
トピック検索 |