最強×最弱は予測不能！？(〆)

はぁぁぁ…。勇者なんてどこにもいないじゃん…！いないなら返事してーって言いながら街を歩いてもいないしっ…！

(誰かを探しているのか辺りを見回しながらもうーんっ、と伸びをしながら所々スライム達がぴょんぴょんと跳ねているのを横目にみながら。
事の発端は一年前。自身は知らなかったがどうも自分は魔王の血を引いてるらしい。正直四天王と呼ばれてる者達は優しかったし物心ついた頃から側にいたし、回りにいたのはなぜか魔物ばかり、それどころか人間と会ったことなんてほんの数回。なんとなく察しはついていた。ついていたけれども…他の魔属に押しきられ宣言をした、それが1年前。とはいうものの特にやることもなく人間に敵意も特になく人間が攻めこむことも今までなければ今まで自分がしたことと言えば魔物全員に人間ち攻撃禁止命令を出しただけ。そのまま過ごしていたのだが数日前勇者が誕生したと聞いては四天王に「ねー勇者来たら倒さないとダメかなー？戦うのめんどくさいし嫌なんだけど…」と言ったのだがどうにかするのが魔王の役目と言われれば返す言葉もなく。それじゃあせめて強くなって話を聞かずに一方的に攻撃しようとする前に話し合いを…と何も考えずに魔王城を飛び出して来た結果がこれ。相変わらず勇者は見つからない日々が続いていた。ため息のひとつや２つ出ると言うものだ。そもそもいないのなら返事など出来ないはずなのだがそんなことも気づかず街を歩いているのだから変な目で見られ続け。顔はバレていないのが唯一の救いだった。よし、その辺のスライムに愚痴でも聞いてもらおうと思いふと遠くのスライムに目をつけた結果剣をもち近づく男に気付けばなぜかとっさに叫んで相手を怯ませるという行動をとることにしたらしく。)

ｽｩ……わぁぁぁっっ！！

(/初回文ありがとうございます！ロル了解です！一応也しながらこの()でダンジョン&街をひとまず相談したいなーというのがあるのですがよろしいでしょうかっ？)