常連さん 2022-08-07 20:04:10 |
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ナワーブ:
(傭兵を続けるうちに感情が摩耗していく者も多い中、こうしていつも新鮮な反応を返してくれる彼がとても好ましいと伝えたならばどんな顔をするだろうかと肩に伝わった手の感触に思いを巡らせつつも、息を吐くような笑い声とともに自身の強さを否定した後に少し緩んでいた気を引き締め。瞳には鋭い光が宿り、彼とのやり取りで微かに上がっていた口角は引き結ばれて一文字に。敵には威圧を与えるような傭兵らしい顔つきを見せれば、彼よりも一歩前を歩き周囲へくまなく視線を配りつつたわいもない話題を投げ掛け。それは油断を促すものではなく、想定外の事態に見舞われている中でも多少の余裕を保つ支えになればとの意図で振ってみたもので)
はは、案外お前が思うほど強くはないかもしれないぞ。……さて、今後の作戦に支障が出ないといいが。これが終わったら久々の休暇なんだ、アクシデントは付き物とはいえ休みが潰れるのは困るな。
トーリカ:
(どこか物思いに耽るような雰囲気が滲んだことを感じ取りつつもそれに触れてよいものか逡巡し、結果として疑問は呈さず。よもや関係者ではなく本人であるとの答には年齢の矛盾に訝しげに首を傾げながらも、そもそも容貌からして人間かどうかも怪しいと思い直せば素直にその事実を飲み込み、彼からの問いには経緯を掻い摘んで白状し。あくまでちらと耳に挟んだ噂話。詳細などなにも知らず都市伝説に違いないと受け流していたそれの張本人が目の前に立っている現実に、声音こそ冷静さを保ちつつも興奮のあまり頬は僅かに紅潮し見上げる瞳は噂の主役を映して輝いており)
貴方が、ご本人…?──ええ、お会いしたのは初めてよ。けれど生や死に振り回されることなく大切な人とずっと一緒にいられる方法、それを探している時に偶然貴方の噂を聞いたことがあったの。曰く写真を通じてそれを可能にすることができる伯爵がいるらしいって。
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