____お前、名前は。 (高鳴る鼓動を抑えながら彼女を見ていれば突如として視線が交わる。反射的に目を逸らすがここで何もなかった様に帰れば何かを逃してしまう気がする。せめて彼女の名前だけでも知りたい、そんな欲望が湧いてきてしまう。意を決して隣のクラスに入ればどかどかと近づいていき普段自分からあまり開かない口を開きぶっきらぼうに一言そう告げる)