名無しさん 2022-08-02 12:26:43 |
通報 |
「ケネス、良かった。目を覚ましたんだね、何処か痛いところはある?」
(何とか、目を覚ましてくれて助かった。力が急に発動した事による左手の火傷のようなものは手袋で隠したから恐らくばれないだろう。今日の件では俺だけには非ず、ケネスが被害を受けたのだ。それはとても許せない。だけどもとは俺だけの性。薬を飲んでしまったから悪い。仕方がないことなんだと自分に言い聞かせる。)
「ケネス…。やっぱり無理して俺の隣にいなくて良いよ。今なら、まだお互い若い。こ……婚約の破棄だってケネスが望むならしてあげる。……俺といても…………幸せになんてならないよ……。」
(言ってしまった。ケネスにはもっと素敵な人生がある。俺みたいなダメで恋人を守ってやれない奴に勿体ない程に。不甲斐ないし惨め。やっぱり誰かを恋することは難しかったのだろうか。でも本当はケネスには傍に居て、慰めてほしい。でも……今みたいに刺客がケネスの命を刈り取ってしまったら…、と涙を堪えながらケネスを見て)
トピック検索 |