匿名さん 2022-08-02 08:33:24 |
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( 撮影が再び休憩に入っても相手役のモデルは傍を離れる気は無いらしく、常に一定距離内からこちらを気にしているのが目を向けずとも分かる。少々居心地が悪くなってきて、休憩を取る振りをしながらそれを体良く無視していると、聞き慣れた足音が近付いて。目を上げるとそれは案の定マネージャーの彼女であり、しかも自分の方ではなく、今か今かと自分に話し掛ける隙を窺っている相手役のモデルの方へと進んでゆくのだから面食らう。一体何の話かと視線を外して聞き耳を立てるも、内容はただのマネージャーとしての共演者への挨拶。肩透かしを食ったような白けた気持ちと、マネージャーとしての仕事振りに感心する気持ちが綯い交ぜになる。しかし、再度目を上げて二人の様子を確認すれば、どうやら用事は挨拶だけに留まらないのだと察し。仕事の際は私情を挟まない、冷静な彼女が相手役のモデルの牽制に感情的になったのだと分かると体の奥から妙な高揚感が湧き起こり、人知れず修羅場になりつつあるそこへと歩み寄り。モデルの横へと並び、呼称によって双方への距離感を示しながら隣に視線を遣ると、状況が分かっているのかいないのか、弾んだ「はいっ」の返事がその場に響いて )
荒牧さん、そんなに心配しなくてもちゃんと仲良くやってるから。……ね、○○ちゃん。
( / 敵対心出しちゃう聖彩さん可愛らしいです。展開についても問題ありません。自ら絡みに行かせていただきましたが、そういう場面じゃない!という場合は書き直しますのでご遠慮なく……! )
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