匿名さん 2022-07-29 15:54:00 |
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(前へ前へ、恐らくオカ研の生徒達の許へと行こうと押し通ろうとする様は何の技巧も無い力任せな分、単純でわかりやすいものの力だけはそれなりにあるのか日傘を開いた状態のまま僅かばかり退いていて、それが壁際にまで到達するよりも早く主の真言を唱え終える声が聞こえて。主の腕ならば下手は打たないと思ってはいるもののこれ以上他の場所に何らかの物理的被害が加えられるのも主の立場的によろしくなかろうと日傘は開いた状態で眼前を防ぎつつ、目の前で霊力の刃によって千々に裂かれてからスライムのようなそれは更に弾けるような音を立てて。その後は音も無くほとんどの怪異と同じようにうっすらとそのシルエットが透けていって姿や気配も同じように薄くなっていく中でまだ完全には消えていないのも相俟って注意深く入念に周辺を見回して先程のスライムのような粘液状の何かの残骸も欠片も無いということを確認してから、広げていた日傘を閉じると一体何だったのであろうかと不思議そうに首を傾げて呟き)
残りものは……無いようね。何だったのかしら?
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