>1 俺は生きてるぜ? (彼の呟きに徐に顔を上げる若い外見の男性。鳶色の目で黄金を眺め、手にしていた紙の切れ端を床へと戻した。此処に閉じ込められてどのぐらい経ったか、体感ではもう数日は過ぎているような。思い浮かぶは愛らしい顔、早く此処を出なくてはと、焦燥感を掻き立てられながら身を起こし彼へと近寄ってゆき。)