名無しの狂人 2022-07-23 11:06:34 |
通報 |
モルディさんの過去的な↓駄文失礼します!
ある国に、一人の戦士がいた。
その男は、戦場で傷を負うことはなく、負けることもなく。まさに最高の戦士であった。
その男は、民に優しく、請われれば与え、頼まれれば受け、まるで聖人のようだった。
その男は、愛し続けていた。国を、民を、王を。
しかし、戦争にも終わりがくる。
彼の反乱を恐れた王は、彼に毒を飲ませた。
彼も、毒と知って飲んだ。
「それが王の望みなら」…と。
嗚呼、彼は愚かしい程に愛していたのだ。
国を、民を、王を。全ての生命を。
そうして彼は、若くして生を終えた。
…話は変わるが、聖人というのは悪魔や神に魅入られやすく、短命であるという。
彼がどのようなモノに魅入られていたかは知らないが。彼であるとされるものは、この世界のどこかにいるらしい。
彼は生きている。この世の全ての生命を愛すために。殺してでも、愛すために。
トピック検索 |